2009年5月29日金曜日

住所が変わる

来月中頃、住所が変わります。
ここには書きませんけど。

約10年ぶりに世田谷区民ですわ。

渋谷、下北、高円寺、巣鴨
などなど不動産を回り、
結局昔なじみの街へ戻ることになる。

すでに家具の大半を処分。
ベッド、洗濯機、テレビ、エアコンetc……
伊豆への道のりを共にした愛車、Giant を
手放したときはさすがにちょっと涙が出た。

相変わらず、人生迷走してるなあ、俺。。。

2009年5月9日土曜日

アートよ……

はてさて、天野喜孝の展示会に行ったら、腹の立つことがあった。
そこのスタッフ達がやたら売り姿勢を見せるのだ。

いくらも絵を見ていないうちに一人が話しかけてくる。
連休はどうだとか天気がどうだとか。
何の会話だこれは?
と思いつつ、まあ応えていると、終わる気配がない。
嫌な予感。
そのうち「お仕事は何を?」と聞かれて「バイトです」と言ったら、いくらかお茶を濁して何処かへ行ってしまった。
やっと落ち着いて絵が見れる、と思ったら、今度は別のおばちゃんが話しかけてくる。
しかもなんか「私は天野を理解してますのよふふふん」的な嫌な空気だ。そのうちFFからのファンは本当のファンだとか言い出した。なんかむかついてくる。
絵に集中したかったので途中から会話をシカトしたら、やっと話しかけなくなって来た。

会話の中で分かったことは、ここのスタッフ達は要するに版画を売りたいらしい。
原画を飾った細い通路の行き着く先にやたら広い版画スペースがあって、壁から離れたところに三四人掛けのテーブルが数組設置されている。そこで、どうやら「これ買え」と丁寧に進められている二人連れの女子が二組。小耳に挟んだ金額は、ン十万。なぜ?

昔からこんな奴らはいた。
特に欲しいとも思っていない者に、セールストークで売る方向に持っていこうとする奴ら。
価値が判断できない者を言いくるめるやり方だ。
これが天野喜孝の展示会で行われていることが、腹が立つ。これはもう、アーティストに対する侮辱でしかないのではないか? 天野作品は、そんなことしなくても買う奴は買うだろう!? つまり、何回も使ってる版でおいしい商売しようとしてるんだろう?

そんなことを考えながら、腹の立つまま会場を後にした。
僕の考えは間違っているだろうか。
それとも、これがアートの世界の常識なのだろうか。
なんかむしゃくしゃしたので、足の裏はあいかわらず痛かったが、さらに移動する。
定期で渋谷まで行き、そこから井の頭線に乗り換える。
僕は下北沢で降りた。
学生時代、ほとんど毎日ふらついていた街だ。

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2009年5月6日水曜日

田端。

そんな訳で神保町の翌日には田端へ行った。前日の勢いが続いている。(しかしさらにその翌日、派手に扁桃腺を腫らして寝込むことになる)
そんな訳とはどんな訳だ?
というようなことはあまりにも使い古されてもはや化石化してしまいそうな台詞ではあるが、敢えてこの自問自答の結論を下してみれば、「文士村」という単語に惹かれてしまったからだ。
そう。かつては文士村と呼ばれた土地、田端。
芥川龍之介が住んでいた街。
そんなところに住んでみたいかもしれないと思い立ち、電車を乗り継ぎ行ってみた訳だが、これがまあ何と言うか何ともしんみりとした町だった。

駅を出てすぐに文士村記念館なるものがあったりはするのだが、想像していた芥川邸跡みたいな古めかしい建物なんてどこにも無く、そうであったという場所にはその辺の街角にいくらでも見られるようなマンションがデデデンとあるばかりで、風情も趣も跡形も無い。
どうやら全部戦争で焼けたのだということらしい。
そう聞いてそりゃ仕方がないと思えれば良いのだが、偽物でもレプリカでも何でもいいから土地を保存して家屋を再現すりゃいいじゃねえかと、憤慨。頼むぜ北区。
文士村記念館で手に入れたガイドマップを片手にしばらく歩いたものの、脇道裏道好きが高じてすぐさま道に迷う。意外に緑がある。ここはどこだ。
手に入れた驚きと言えば、山手線の駅にこんな寂れた場所が存在するということか。
物件は悪くない。
しかし地味だ。
神保町は近い。
やたら坂が多い。
前日からの歩きづめでもうめっぽう足が痛くなって、大手町へ向かった。
天野喜孝の展示会に行くためだ。もう帰りたい。

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2009年5月4日月曜日

神保町歩き

半日かけて神保町を歩き回ってみた。
「なんとかここに住めないものか」
などと思ってしまったからだ。
そんなことを考えた理由は、やはり書籍密度が高いからに他ならない。
頭の中を活字で埋め尽くしながら寝て起きて、という生活がしてみたいのだが、なかなかそうはいかないので、住む場所から変えてしまえ、という訳だ。

しかしながら、予想通りと言うか、まー難しい。
風呂無しでもいいから安いのねえかと思っていたが、そんな都合のいいものは見当たらない。
不動産の軒先に貼り出されている物件情報は軒並み貸店舗だし、歩き回っていて気付いたのは、古い建物がどんどんと再開発されている姿だ。
人が住むということを前提にした土地ではないことには違いなさそうだ。
別に知ってたけどね。
一応、自分の足で確かめたということさ。

時々古本屋に入っては目につく本を手に取り、値段と財布の中身を比べて涙を呑みつつ棚に戻し、また表に出てひたすら街を縦に横にと歩いて回ったが、そのうちに尋常じゃないほど足の裏が痛みだした。
なれない靴の所為もあったが、それにしても頭痛がするほど痛みが響く。
時計を見たらもう五時間は歩き続けていた。
時間を忘れるにもほどがある。
それともこれは単なる体力の低下でしょうか?

ちまちまと写真を撮ったが、もっといろいろと撮れば良かった。
地図しか売ってない店とか演劇専門の店とかさくらホテルとか商店街の裏道に突如現れるきれいな一軒家とか、挙げるとけっこうきりがない。
またいずれ。

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