2007年11月6日火曜日

夕日メンテナンス

美しい夕日がどうやってつくられるか、知っているかい?
毎日空を眺めていれば分かる。
時々、不思議な雲が夕焼け前の太陽を包んで、その中で磨いているんだ。
雲で出来た巣の中で、孵るのを待つタマゴのような姿。
新木場あたりの駅のホームからなら、その様子がよく見えるかも知れない。

それはとても壮大で、神話的とも言える光景だ。
人の手が決して届かない場所で、新たに生み出される光。
自然の力が寄ってたかってその場所に向かって集結していくように感じる事が出来る。

もちろん現実には太陽は太陽系の中心と言う遥か手の届かない所にあって、雲の中にいる訳ではない。
そんな事は分かっていても、はっきり言ってどうだっていい。
太陽は磨かれている。
それが僕が見た空における唯一の真実だ。
太陽は、自然の力を集めて、常に鮮やかに光る。

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